早乙女凛子とホラーゲーム

「何でだよ!

オレたちが乗ってるバスが門を通過したら、門が閉まったぜ」




海斗がバスの中から後ろを振り返って、怒りながらそう叫んだ。




「あそこの門が閉まったのって、偶然じゃないよね」




「偶然じゃないと思う。

私たちはきっと、この奇跡の部落に閉じ込められたのよ」




私は上ずった声でそう言うと、自分の心臓が急に早鐘を打ち始めた。




「私、怖いです……。

もしかしたら、私たちは、ヤバイところに閉じ込められたかもしれないです」




瑞穂はそう言って、今にも泣き出しそうだった。




「みんな、冷静になろう。

『ゾンビ街』はゲームの世界なんだ。

どんな状況でもクリア方法はあるよ」




蒼太は、みんなが不安なときも、一人だけ微笑みながら、明るくみんなにそう言った。