早乙女凛子とホラーゲーム

〈 奇跡の部落って、どんな場所かなぁ?

それに、浅田正義先生は、どうして蘇りの薬なんかを作ったんだろう?

そんな薬は、悲劇しか生まないのに 〉




私たちが乗っている大型バスは、ゾンビたちが現れないセーフティーゾーンを抜けていった。




〈 ミッションクリア条件は、蘇りの薬をすべて破棄すること。

蘇りの薬があれば、死者はいくらでもゾンビになって蘇る。

蘇りの薬は、人間が手にしてはいけない呪われた薬だわ。

私たちは、その薬を絶対に破棄しなくちゃ…… 〉




「凛子、奇跡の部落って、どんなところかな?」




となりに座っている蒼太に話しかけられると、私は少しだけ考えて言葉を返した。