早乙女凛子とホラーゲーム

私たちが建物の外に行くと、私たちがミッション1のときに乗っていた大型バスが庭に止まっていた。




私はその大型バスを見ると、嫌な記憶が蘇った。




〈 このバスにゾンビが入り込んできて、バスの中はパニックになったのよね。

それに海斗が助けた女子高生が感染していて、ゾンビになったんだわ。

この大型バスは、何だか不気味よ。

まるで呪われているみたいで…… 〉




「みんな、早く乗り込もうぜ!」




海斗は悪い記憶が残るその大型バスを見ても、構わずにそう言った。




「海斗の無神経さって、本当に信じられないよ。

海斗はこの大型バスを見ても怖くないの?」




麻美が不安そうな顔で、海斗に目を向け、そう言った。




「不気味なバスだろうが、これに乗るしかねぇんだろ。

だったら、悩んでも仕方ねぇじゃん」




海斗が言うことは、間違ってはいないけど、正しくはないと私は思った。




嫌な記憶しか残っていないこの大型バスは、やっぱり不気味だと、私は思うから。