早乙女凛子とホラーゲーム

みんなが食事を終えた頃、美紗がみんなの前に立って、話しかけた。




「それでは皆さん、今からミッション2が始まります。

大型バスに乗り込んで、奇跡の部落に向かって下さい」




美紗のその言葉に、『ゾンビ街』のプレイヤーたちは、仕方なく椅子から立ち上がった。




「凛子さん、私、怖いです。

奇跡の部落になんて、行きたくないです」




弱虫の瑞穂が、今にも泣きそうな顔で、私に話しかけてきた。




「瑞穂、気持ちで負けたらダメよ。

ゾンビなんかに負けないって、強く思わなくちゃ」




「凛子さんは、やっぱり強いです。

私も凛子さんみたいになりたいです」




「怖いのは私も一緒よ。

ただ私は、怖くても戦おうって思ってる。

戦わなくちゃ、私たちはリアルな世界に帰れないから」