私たちは、笑って話をしながら、木造の建物の方へ戻っていった。




瑞穂は本当に頼りなくて、足手まといになるかもしれないけれど、仲間になったのも、きっと何かの縁に違いない。




『ゾンビ街』に来なければ、絶対に会うことはなかった木村瑞穂。




私はこの臆病で、泣き虫な女の子と、仲良しになれそうな気がしていた。




明日になれば、ミッション2が始まる。




私は、みんなと一緒にこの悪夢から立ち去りたい。




私たちがいるべき場所は、この『ゾンビ街』ではなくて、リアルな世界だから。