早乙女凛子とホラーゲーム

「まぁ、みんな。

オレに感謝したい気持ちはわかるが、それぐらいにしてくれよ」




和真はおどけて、イカツイ顔で笑った。




「だけどよ、今、『ゾンビ街』のプレイヤーで生き残っているのは、ここにいる15名だ。

だから、オレたちは協力し合って、『ゾンビ街』をクリアするべきだぜ。

みんなで協力し合った方が、生き残りの確率は高くなるからな」




「和真さんの言うとおりだわ。

実際、私たちは、和真さんに命を救われているんだから」




私はそう言って、和真の意見に賛成した。




「だけどよ、どうしてオレたちは、こんな命がけのゲームに巻き込まれちまったんだろう?

オレはドリーム社の新作を楽しんで、五万円もらえるバイトだと思ってたのによ」




海斗がそう言うと、ここで初めて話をするプレイヤーたちも、海斗と同じことを口にした。




私はそんな怒りに満ちた仲間たちを見て、この人たちも被害者なんだと素直に思った。




私たちは結局、ドリーム社に騙されたんだ。