早乙女凛子とホラーゲーム

私は必死に走っているのに、まるで時間が止まっているかのように感じていた。




私たちのまわりにいる『ゾンビ街』のプレイヤーたちの声が、ハッキリと私の頭の中に入ってくる。




みんなが私たちを応援してくれていた。




今日まで顔を合わせたことない人たちが、私たちを応援していることが、私は素直にうれしかった。




全力で走っている私たちに、ドリーム社のロゴ入りの機械が近づいてくる。




残り時間は、まだあるのか?




私にはそのことが、よくわからなかった。




でも私は、必死になって7番のスイッチを押していた。




私たちが時間に間に合ったか、どうかはわからない。




私はそのことが気がかりで、肩で息をしながら、ドリーム社のロゴ入りの機械を見つめていた。