早乙女凛子とホラーゲーム

「『ゾンビ街』のプレイヤーがたくさん集まってくるぜ」




海斗は仲間が増えたことに興奮しながら、そう言った。




「みんなチャットの書き込みを読んだのよ。

ミッションクリアの鍵が、ここにあることをみんな知っているのよ」




「オレたちの目的は、一つだな。

あの目の前にあるビルの最上階をみんなが目指してるんだ」




「私たち、きっと時間に間に合うわ。

もうすぐゾンビたちは全滅するから」




『ゾンビ街』のプレイヤーたちが、どんどん増えてきて、私たちのまわりには、すでに十人くらいのプレイヤーがいた。




そして私たちの行く手を阻んでいたゾンビの最後の一体が、頭を撃ち抜かれて倒れたとき、
『ゾンビ街』のプレイヤーたちの大歓声がわき起こった。




〈 タイムリミットまで、まだ時間があるわ。

私たちは間に合ったかもしれない。

これで、ミッション1クリアよ! 〉




「みんな行こうぜ!

またどんなトラブルがあるかわからないからな」




「そうね、急ぎましょう。

少しでも早く、ミッションをクリアしたいから」




みんなが麻美の言葉にうなづき、私たちは目的地のビルに走り出した。