早乙女凛子とホラーゲーム

〈 凛子、努力してもね、変えられないものってあるのよ。

それがね、きっと運命ってものかなって、私は思うの。

凛子も大人になったら、私が言ったことを理解できるときがきっと来ると思う。

だから凛子。

泣かないで。

世の中にはどうしようもないことが、たくさんあるから…… 〉




私が五歳のとき、私のお父さんは癌でこの世を去った。




私はお父さんが死んだとき、悲しくて、悲しくて、ずっとずっと泣いていた。




〈 お母さん、どうしてお父さんは死ななくちゃならなかったの?

お医者さんが悪いの?

お父さんが、頑張らなかったの?

ねぇ、お母さん。

私に教えて。

お父さんは、どうして死んじゃったの? 〉




〈 凛子、仕方ないのよ。

お父さんが死んでしまったのは、きっと運命なの。

誰かが悪いわけじゃない。

人はきっと、運命には逆らえないの 〉