早乙女凛子とホラーゲーム

【和真:みんな、オレはついにミッションをクリアした。

今まで、みんなの書き込みに気づかなくて、すまなかったと思っている。

ドリーム社のロゴ入りの機械は、地図の赤い丸の中の一番北にある最も高いビルの最上階にある。

そこにあるドリーム社のロゴ入りの機械のスイッチを押せば、ミッションクリアだ。

オレたちは、みんなでこの『ゾンビ街』の世界を生き残ろう】




「これだよ、これ!

オレたちが待ってた書き込みはよ」




海斗はチャットの書き込みを読んで、一番最初に声を上げた。




「もしかして、これで私たちは助かるの?」




「きっと助かるよ。

だって、もうミッションクリアの答えは出てるから」




「そんな甘いことばかり言ってられないわよ!」




私はいつも楽天的な蒼太に釘を刺した。




「急がないと、時間がない。

ドリーム社のロゴ入りの機械がある場所がわかっても、タイムリミットが来れば、ゲームオーバーよ。

蒼太、残り時間は?」




私が蒼太にそう言うと、蒼太はスマホを見て、私に言った。




「残り時間は、あと十二分。

急がなくちゃ、タイムリミットが来るよ」「よし、地図の赤い丸の一番北だな。そこにある一番高いビルが、オレたちの目的地だ」




海斗がそう言って、みんなが顔を見合わせた。