早乙女凛子とホラーゲーム

今の私たちには、一分、一秒が大切だった。




少しでも早く、ミッションクリアの答えが欲しい。




そうしなければ、私たちはタイムリミットに間に合わなくなってしまうから。




私が焦る気持ちを必死に押さえ、スマホの画面を見つめているとき、蒼太が穏やかな声で話し始めた。




「死んだおばあちゃんがオレに言ってたんだ。

人間の運命って、生まれたときに決まってるんだって。

だからさ、今からオレたちが助かっても、助からなくても、それはきっと運命だよ。

もう時間があまりないけど、それは……」




「何言ってるのよ!」




私はそう叫んで、蒼太の話を吹き飛ばした。




「生まれる前から、運命なんて決まってないわ。

もし運命が決まっていたとしても、私はそれに従わない。

私の未来は私が決めるの!」




私の叫び声に呆気に取られて、私の仲間たちが口をつぐんだ。




私はいつも、自分の意思を通そうとし過ぎるのかもしれない。




でも私は、やっぱり私だから、自分の考えを変えられない。




私は運命論者じゃないから、運命なんて信じない。




私は運命よりも、私の意思を信じたい。




願えば叶う。




私はいつだって、そう思いたいから。