早乙女凛子とホラーゲーム

【陽子:お願いです。

教えて下さい。

ドリーム社のロゴ入りの機械はどこにありますか?

私には、もう時間がないです】




私はその書き込みに、落胆のため息をつくと、すぐに別の人がチャットに書き込みをした。




【広志:ミッションをクリアした人がいるんですね。

ドリーム社のロゴ入りの機械はどこですか?

教えて下さい。

オレにはもう、時間がないから……】




【拓海:ドリーム社のロゴ入りの機械はどこにあるんだ?

ヤバイよ。

もう時間がないんだ!】




チャットに書き込みをしているのは、私たちと同じように、切羽詰まった人たちばかりだった。




その人たちはもう、ミッションをクリアする見込みもなく、チャットにミッションをクリアする答えが出るのを待っていた。




私はスマホ越しに、みんなの悲鳴が聞こえてくる気がしていた。




助けて!

誰か、オレを救ってくれって……。




私は、ミッションをクリアするためのヒントが何も出ないままに、
時間ばかりが過ぎていって、焦っていた。




私たちは、あと二十分もしないうちに、タイムオーバーを迎え、
ドリーム社が送り出した警官隊に連行されて、ゾンビの餌になる。




そうしたら、私たちは、二度とリアルな世界には帰れずに、
ゾンビになってこの『ゾンビ街』をさ迷うことになる。




〈 ミッションをクリアした人が三人いることは、間違いないわ。

あとはこの人たちを信じるしかない。

私たちはもう、自力でミッションをクリアする見込みがないから…… 〉