早乙女凛子とホラーゲーム

「ミッションをクリアした誰かが、チャットに書き込みをするとは限らないわ。

ミッションクリアしても、私たちを助けないといけないルールはないから……」




「そんなぁ……。

だって、普通は助けるだろ?

助けることができる命なんだから。

もしも、オレだったたら……」




「世の中にいる人間が、全員、いいヤツだとは限らないからな」




「海斗の言うとおりね。

もしかしたら、ミッションをクリアした人が、私の書き込みに気づかない可能性だってあるわ。

もしかしたら、その可能性の方が高いかもしれない……」




私は自分が口にした言葉に不安になった。




私たちに希望の光は見えた。

でも私たちが、その希望に手が届くかはわからない。




私たちは、スマホの画面をじっと見つめ、チャットに書き込みがされるのを待っていた。