早乙女凛子とホラーゲーム

「ミッションをクリアする方法は……」




みんなが蒼太を見つめ、蒼太の次の言葉を待っていた。




「これからみんなで考えるんだ。

『ゾンビ街』はゲームの世界だ。

クリア法は絶対にあるよ」




「これからみんなで考えるって……」




私は蒼太の言葉に呆れていた。




「蒼太、もう私たちには時間がないのよ。

どうしてそんなに、のんびり考えてるの?

ああ、蒼太に期待して損した。

そうだよね。

蒼太だもんね」




「凛子、そんな言い方はないだろ?

オレはみんなが暗い顔してるから」




「蒼太だけよ。

今の状況で笑ってられるのって!

本当に鈍感なんだから。

みんな、良い方法が思い浮かばないから悩んでるんでしょ!」




「二人ともケンカするなよ。

今、ここでケンカしても、何も解決しないぜ」




海斗がそう言ったとき、麻美がスマホの画面を見つめて、興奮気味に私たちに言った。




「あった! あったわ!

私たちがミッションをクリアする手がかりが!」




私たちは麻美のその声に、一斉に振り返った。