早乙女凛子とホラーゲーム

私はホラードリームの説明を読んだあとに、ため息をついて、
スマホをテーブルの上に置いた。




〈 何がホラードリームよ、バカバカしい! 〉




私もハッピードリームの愛用者だけれども、ホラードリームは遠慮したい。




わざわざ怖い夢を見たい人の気持ちなんて、私には少しもわからない。




〈 だいだい私は、ホラー映画も怖くて見れないのに、たとえ夢とは言え、リアルにホラーを体験するなんて……。

五万円のバイト代を貰えるからって、私たちが新作ホラーの最初の体験者になることなんてないじゃない。

それに、夢を見るだけで五万円もバイト代が貰えるなんておかしいよ。

私、何だか嫌な予感がするなぁ 〉