早乙女凛子とホラーゲーム

【遥香:ドリーム社のロゴ入りの機械を見つけた人はいませんか?

見つけた人は教えて下さい】




【隆生:ヤバイ、時間がないよ。

誰か情報をくれ】




【静江:私たち、夢から覚めないで、ゾンビになっちゃうのかな?

誰かお願いします。

私を助けて下さい】




【和樹:もうダメだよ。

時間がない。

オレの仲間はゾンビに食われた】




【瞳:私、家に帰りたい。

私はドリーム社に騙されたのよ。

ドリーム社は、最低よ!】




私はチャットの書き込みを読んで、憂うつな気持ちになっていた。




ミッション開始から一時間半以上が過ぎているのに、まだ誰もミッションをクリアしていなかった。




私たちと同じように、みんながミッションをクリアするあてもなく、
残り少ない時間の中で苦しんでいた。




「チクショー!

万事休すかよ。

もう無理だぜ。

こんな広い場所で、ドリーム社のロゴ入りの機械を見つけるなんてよ!」




海斗がチャットの書き込みに苛立って、投げやりにそう言った。




私は残り時間の少なさを自覚しながら、どうすれば自分たちが生き残れるかを必死になって考えていた。




「今から、どこかのビルの中に行ったとしても、そこに何もなかったら、それで終わりね」




麻美があきらめたように、ポツリとつぶやいた。




私はみんなのあきらめの言葉を耳にする度に、胸が痛んで苦しかった。