早乙女凛子とホラーゲーム

〈 あんた、オレを殺してくれよ。

その機関銃でさ。

オレがまだ正気なうちに! 〉




竜也の哀願する声が、私の頭の中に蘇った。




私は竜也のその言葉を頭の中で、何回も繰り返し、
胸をえぐられるような気持ちで竜也を見ていた。




〈 私が竜也を殺さなくちゃ、竜也はゾンビのままで、この『ゾンビ街』をさ迷い歩くことになる。

そんなのって、きっと地獄だ。

死ぬことよりも、もっとつらい…… 〉




私の機関銃を持つ手は、ひとりでに震えていた。




竜也は、さっきまで私と言葉をかわしていた人間だ。




そんなことを思うと、私は悲しくて泣いていた。