その日の放課後、私たちは、ドリーム社にモニターのバイトを申し込んだ。




私たちは四人とも、モニターのバイトが許可され、一週間後にホラードリームの一作目、『ゾンビ街』が家に届くことになった。




「みんな、一週間後、楽しみだな」




海斗が能天気にそう言った。




「うん、何かワクワクするね」




蒼太もなぜだか楽しそうだ。




「怖いけど、私も頑張るね」




怖いことが苦手な麻美も、今回はやる気を出してる。




「なぁ、凛子。

凛子も楽しみだろ?」




蒼太が笑って、私にそう訊いたとき、私は仕方なしにうなづいていた。