早乙女凛子とホラーゲーム

「食わせろ!」




若い女のゾンビと初老の男のゾンビが、ヨダレを垂れ流しながら、私たちに近づいていた。




私はその二体のゾンビの顔を見ると、気持ち悪くて、ゾッとした。




腐った顔の肉からは悪臭が漂い、顔の肉がそげ落ちたところからは、骨が見えていた。




瞳は黄色く変色し、濁っていて、髪の毛は抜け落ち、まばらにしか生えていなかった。




「ゾンビたちが、また来たわ!」




そう言った麻美の声は震えていた。




「相手にするな。

早くこの部屋から出ようぜ。

またゾンビの群れが来たら、厄介だからよ」




海斗がそう言って、みんなを部屋の外に送り出した。




そして海斗もゾンビたちがいるその部屋を出ると、入口のドアを勢いよく閉めた。




そして海斗は長い廊下を見渡し、そこに新たなゾンビがいないことを確認して、みんなに言った。




「このフロアーはヤバそうだな。

オレたちは、とりあえず下の階に行こうぜ。

ゾンビに食われたら、そこでゲームオーバーだからな」