早乙女凛子とホラーゲーム

戦うことと、一番縁がないと思っていた蒼太が、真剣な顔つきで私にそう言った。




私は今の蒼太といつも図書室で本を読んでいる蒼太のギャップに胸がキュンとした。




私が知らない蒼太の顔。


私はもっともっと、蒼太を知りたい。


そして私は、蒼太に私を知って欲しい。




「オレ、行くね。

麻美を助けてくるから!」




蒼太はそう言って、長い廊下を走っていった。




私もそんな蒼太の背中を追いかけ、蒼太の後ろを走っていた。