早乙女凛子とホラーゲーム

「さすがは凛子。

そう来なくちゃ、凛子らしくねぇぜ」




海斗は四人、全員が参加することによろこんで、弾んだ声でそう言った。




「海斗さぁ、オレたちがホラードリームのモニターのバイトをするってことは決まったけどさぁ。

そのホラードリームってソフトがどんなソフトか知ってるか?」




蒼太は何となく素朴な疑問を海斗に投げかけた。




「何かさぁ、ホラーゲームみたいなソフトらしいぜ。

恐怖の対象がいて、そいつを倒してゲームクリアみたいな……。

それでさぁ、その一発目のソフトがヒットしたら、ホラードリームをシリーズ化するんだって」




「へぇ、ドリーム社も考えてるじゃん。

それでさぁ、そのシリーズの一発目のゲームって、何かなぁ?」




「オレ、タイトルだけは知ってるぜ。

ホラードリームの一作目のタイトルは、『ゾンビ街』だ。

何かヤバそうじゃね」




海斗は楽しそうにそう言ったが、本当は私は怖かった。




〈 『ゾンビ街』なんて、タイトルが不気味よ。

何もヤバイことがなければいいけど…… 〉