早乙女凛子とホラーゲーム

〈 海斗も蒼太も、本当にお人好しでバカなのよ。

自分が危険な目にあっても、仲間を助けたいって……。

私、みんなと仲間で本当に良かった。

蒼太も海斗も麻美も、みんなが私の大切な仲間。

私はみんなと知り合えて、本当に良かった 〉




「凛子、これをあげるよ」



蒼太がそう言って私に手渡したのは、警察官が持っているような拳銃だった。




「このビルの中にはさぁ、たくさん武器が隠されていたんだ。

凛子の機関銃は弾ぎれだろ。

護身用に持ってなよ。

役に立つかもしれないから」




私は蒼太に手渡された拳銃をにぎりしめた。




この拳銃は、蒼太が私にくれたお守りだ。




私はこの拳銃に願いを込めて、きっとこの『ゾンビ街』から生きて帰りたい。




私が拳銃を制服のスカートのウエスト部分に挟み込んだとき、廊下の向こう側から、機関銃の乱射音が聞こえてきた。




「海斗がゾンビと戦っている。

オレ、行かなくちゃ!

オレも戦わなくちゃ!」