早乙女凛子とホラーゲーム

「凛子!」




私は、絶望的な状況の中で、蒼太の声を聞いた。




私はもしかして、幻聴を聞いているの?




蒼太が近くにいてくれたなら……。




私がいつも、そんな風に思っているから、私はこんな状況でも、蒼太のことを思うのかなぁ?




でも、私はもうおしまい。




あきらめちゃいけないって思っても、私の機関銃に銃弾はもうない。




私は、自分の悲しい運命に従って、ゾンビたちに食べられる。




私のそんな未来って、私が生まれる前から決まっていたのかなぁ?




私はカリスマ美容師になりたかったのに……。




私は蒼太といつまでも一緒にいたかったのに……。




「食わせろ!」




私の背後から、ゾンビたちのおぞましいうめき声が聞こえてきた。




そのうめき声は、もう私のすぐ近くにある。




私はあきらめて、覚悟を決めた。




でもそのとき、私の視界に金属バットが飛び込んできて、私の目の前にいるゾンビをなぎ倒した。