早乙女凛子とホラーゲーム

私は部屋の入口から3メートル離れたところで、機関銃を構えて、ゾンビたちが出てくるのを待っていた。




ゾンビたちは、人間よりも動きが鈍い。




だから私は、ゾンビたちがこの部屋から出てきた瞬間を狙い撃って、しとめてやろうと考えていた。




〈 ホラーゲームって、身の危険を感じない部屋の中でやるから楽しめるのよ。

こんな命がけのホラーゲームは、本当に勘弁して欲しいわ。

元々、私は、ホラーゲームなんてやらないけどね。

でも私は、負けることは嫌いなの。

それがゾンビでも、ドリーム社でも! 〉




「食わせろ!」




私が部屋の入口に意識を集中させているとき、私の背後から聞いてはならないうめき声が聞こえてきた。




私はそのうめき声に、ドキリとして、生きた心地もしないままに振り返った。