早乙女凛子とホラーゲーム

「ゾンビたちは、音と人間の呼吸に反応しているわ。

だから麻美、早く息を止めて、隠れて!」




私がそう叫ぶと、麻美は息を止めて、デスクの下に隠れた。




すると、ゾンビたちは麻美を見失い歩くのを止めて、立ち止まった。




〈 麻美、ちゃんと息を止めていて。

その間に私が麻美を助けるから 〉




麻美が息を止めていられるのは、おそらく一分くらい。




私はその間に、ゾンビたちをどうにかしなくてはならなかった。




私は機関銃の銃口を天井に向け、威嚇射撃を繰り返したあとに、ゾンビたちに叫んでいた。




「醜いゾンビたち、こっちに来な!

お前らの相手は、この私だよ!」




三体のゾンビが、機関銃の銃声に反応して、振り返ったそのとき、
私とゾンビたちの目が合ってしまった。




私はそのことにドキリとして、息が詰まった。




私はゾンビたちの腐りかけの醜い顔を見ていると、恐ろしくて背筋に冷たさが走っていた。