早乙女凛子とホラーゲーム

私がのぞき込んだその部屋には、三体のゾンビと麻美がいた。




麻美は機関銃を持ってはいるものの、ゾンビたちに怯えて、後ずさりをしていた。




そんな麻美にゾンビたちが近づいていく。




もしも麻美がゾンビに噛まれたり、引っかかれたりしたら、そこで麻美のホラーゲームは終わってしまう。




「麻美!」




私は麻美がいる部屋に入って、麻美の名前を叫んでいた。




〈 麻美は私の大切な友だち。

私が麻美を守らなきゃ。

私にはできる。

絶対に! 〉




私がゾンビたちに機関銃の銃口を向けとき、私の頭の中に、最悪の状況が思い浮かんで、私は機関銃を撃つのをためらった。




私がゾンビを狙って撃った銃弾が、ゾンビの頭に直撃する確率は低い。




私は機関銃に関しては、まったくの素人だ。




何発も銃弾を放って、そのうちの一発が、ゾンビの頭に直撃してくれたらと願うくらいに、
私の銃弾の行方はわからない。




そんな私が、今、この状況で、機関銃を撃ったなら、その銃弾は麻美に当たらないだろうか?




もし、私が撃った銃弾が麻美に当たってしまったら、私は悔やんでも悔やみきれない。




私が機関銃を撃つのをためらっている間にも、三体のゾンビは麻美に迫っていた。




「凛子!

助けて!

私、ゾンビに食べられちゃうよ!」




私は必死になって、麻美が助かる方法を考えていた。




そして私は、自分の頭の中に、一つの答えが思い浮かぶと、私はその答えを大声で叫んでいた。