早乙女凛子とホラーゲーム

「おっ、さすが蒼太。

話がわかるねぇ。

お前ならそう言ってくれると思ったよ」




「私も怖いけど、興味あるわ。

お化け屋敷を楽しんでると思えば、そのバイトはやっぱりおいしいかも」




「何よ、優等生の麻美まで。

麻美だって、本当は怖いの嫌いでしょ。

私、知ってるよ」




麻美、お願いだから、止めようって言ってよと、私は心の中で思っていた。




楽しい夢ならいくらでも見たいけど、私は怖い夢なんて見たくない。




だけど、みんながやるって言ったら、私だけやらないなんて、私は言えない。




だってそうしたら、みんなにビビリだって思われるから。




私は早乙女凛子。

わがままで、負けず嫌いな女なの。




だから私は、自分から怖いのは無理なんて、絶対に言わない。




私はみんなに、気が強いくせに、ビビリだなんて言わせない。