早乙女凛子とホラーゲーム

死の危険ととなり合わせの『ゾンビ街』の世界の中で、私と麻美は笑っていた。




普通なら、絶望の中で、うちひしがれていても、おかしくなかった。




でも、私たちはポジティブな言葉を心の中で何度も唱えていた。




私にはできる。

私はゾンビに負けないって。




「凛子、私ね、何だか勇気がわいてきたよ。

ドリーム社のロゴ入りの機械を見つけるのは、もしかしたら、私かも。

私、先に行くね。

ミッションをクリアして、早くこんな嫌な夢から覚めたいから」




麻美は私にそう言って、薄暗い不気味な廊下を歩いていった。