早乙女凛子とホラーゲーム

「麻美、どうしたの?

そんな不安そうな顔してさ」




「凛子は私と違って強いから、こんなシチュエーションでも平気でいられるのよ。

でも、私は無理。

私は臆病で怖がりなの。

凛子みたいに強くないの!」




「麻美は強いよ」




私はそう言って、麻美に微笑んだ。




「ねぇ、麻美。

言葉ってね、魂があるんだって。

だからね、マイナスなイメージばかり口にすると、悪い方に結果が出ちゃうの。

だからね、口にするときは、嘘でもいいから、ポジティブなことを言わなくちゃ」




「嘘でもいいから、ポジティブなことを?」




「そうだよ。

無理とかできないとか、そんな言葉を口にすれば、運が逃げちゃうんだよ。

だから麻美は、嘘でもいいから、自分に言い聞かせるの。

私にはできる。

私はゾンビに負けないって」