早乙女凛子とホラーゲーム

「オレのスマホにさぁ、ドリーム社からメールが来たんだ。

新作ハッピードリームのモニターをしませんかって。

そのモニターのバイト代が、ちょうど五万円なんだよ。

これって、おいしいと思わないか?」




「うん、そうだよね。

ハッピードリームの新作ソフトを楽しんで五万円もらえるんだから」




「そのメールね、私にも来たわ。

でも、そのソフトって、もしかしたらヤバイんじゃないかなぁ?」




麻美がそう言って、みんなの顔を見まわした。




「新作ソフトって、ホラードリームでしょ。

いくら夢だっていっても、私たち、ヤバイことにならないかなぁ」




ホラードリームって、嫌だなぁって、私は思った。




私は気は強いけど、本当は臆病だ。




ホラー映画だってまともに見れないのに、
あのリアルを追求するドリーム社のソフトでホラーを体験するなんて……。




私は正直、この話に乗り気じゃなかった。




でも、こんなときに限って、いつもノリが悪いはずの蒼太が乗り気だった。




「おもしろいじゃん。

みんなやろうよ。

そのモニターのバイトさぁ」