「それじゃ、行こうぜ。

三棟目のビルに!」




海斗がそう言って、私たちは薄暗い夜の道を歩き始めた。




〈 私たちは、あのビルできっとドリーム社のロゴ入りの機械を見つけるわ! 〉




私はあくまで、強気だった。




弱気な気持ちには、不安と恐怖が襲ってくるから。




私たちは、横一線に並び、そのビルの入口をくぐっていった。




ミッション1の残り時間は、あと五十分。




私たちは、自分たちの運命をかけて、ビルのエレベーターに乗り込んでいた。