早乙女凛子とホラーゲーム

「このビルにもドリーム社のロゴ入りの機械はなかったわね」




麻美がため息まじりにそう言うと、海斗が珍しく険しい顔つきでみんなに言った。




「こんなんじゃ、時間が全然足りねぇよ。

まだ、ビルを二棟しか見てねぇのに、一時間以上過ぎてるんだぜ。

オレたちが探さなくちゃならないビルは、いったい何棟あるんだよ!

オレたちの今の状況はかなりヤバイぜ」




「海斗の言うとおりだよ。

今のオレたちのやり方は、まるでギャンブルだよ。

時間的にオレたちは、何十棟もあるビルのうちの数棟しか探せないんだから。

もしも、次のビルにドリーム社のロゴ入りの機械がなかったら、
もうオレたちに時間はないよ」




みんなが、焦り、落ち込み、不安を抱えているとき、
私は『ゾンビ街』のトップベージにあるチャット機能を思い出した。




「そう言えば、『ゾンビ街』のチャット機能があるわ。

誰かがもう、ドリーム社のロゴ入りの機械を見つけて、そこに書き込みをしているかもしれない。

みんな、見てみよう。

きっと良い情報があるはずよ」