早乙女凛子とホラーゲーム

「まぁ、今さら凛子の性格の話をしても仕方ないから、
オレたちは早くドリーム社のロゴ入りの機械を探そうぜ。

モタモタしてたら、時間がなくなっちまうぜ」




海斗の言葉にみんながうなずき、私たちは三体のゾンビの残骸が横たわるこの部屋の入口に向かって歩き出した。




私はみんなの一番後ろを歩き、蒼太の大きな背中を見つめながら、心の中で蒼太に話しかけた。




〈 蒼太、ありがとうね。

私、本当はものすごく感謝してるの。

蒼太は私の命の恩人よ。

蒼太が危ないとき、私は命をかけて蒼太を助ける。

私は約束するね。

私は蒼太と一緒に、リアルな世界に帰りたいから 〉




私はいつから、わがままで、素直になれない女になったんだろう?


素直になるのって、本当に難しい。


でもいつか、私が蒼太と付き合えるような日が来たら、私は勇気を出して、自分の素直な気持ちを蒼太に伝えたい。


私は蒼太が大好きだって……。