早乙女凛子とホラーゲーム

蒼太が乱射した銃弾が、ゾンビに当たって、部屋中にゾンビの腐った肉が飛び散った。




そして、頭に銃弾を受けたゾンビが、一体、また一体と倒れていって、
最後に幼女のゾンビが頭を撃ち抜かれて倒れたとき、
蒼太は機関銃を撃つのをようやく止めた。




さっきまで騒音に包まれていた部屋に静寂が戻る。




私は絶体絶命の危機の中、
自分が助かった奇跡に感謝していた。




「凛子、大丈夫だったか?」




三体のゾンビを倒し、私を助けてくれた蒼太が、私の方を振り向いた。




その蒼太の顔は優しくて、私を心配してくれていて、私はそのことがうれしくて胸が苦しくなった。




私がデスクの下から出てきて、立ち上がろうとすると、
膝がカタカタと震えて、私は上手く立てなかった。




そんな私に蒼太は優しく手を差しのべてきた。




でも私は、蒼太の手をつかもうとはせずに、フラフラと頼りなく立ち上がった。