早乙女凛子とホラーゲーム

ビルの中に、けたたましい機関銃の乱射音が響いた。




私が撃った弾は、何発も大柄な男のゾンビに命中したけど、頭にはなかなか当たらなかった。




脳を破壊されない大柄な男のゾンビは、前に進むことを止めずに、私の方に迫ってくる。




〈 お願いだから頭に命中して! 〉




私が祈るような思いでそう思ったとき、私が持っている機関銃から銃弾が出なくなった。




私は機関銃を撃とうと、何度も何度も機関銃の引き金を引いたが、どうしても銃弾は出なかった。




〈 もしかして、弾ぎれ?

何で?

こんなときに…… 〉




私はその事実に気づき、体が凍りついた。




大柄な男のゾンビは、口を開き、ヨダレを垂れ流しながら、私に近づいてくる。




そんな危機的な状況の中で、私はこの部屋の中に入ってくる新たな人影に気づいた。





私がその人影に目を向けると、それは老婆のゾンビと幼女のゾンビで、その二体もヨダレを垂れ流しながら、私に迫っていた。




この部屋の中には、今、三体のゾンビがいた。




それなのに、私は機関銃の弾ぎれで、ゾンビたちと戦う手段すらなかった。




〈 絶体絶命って、このことね 〉




私は三体のゾンビから後ずさりながら思った。




〈 この三体のゾンビたちから逃げる方法はないの?

よく考えるの!

私はゾンビの餌じゃない。

私にも生き残る方法は必ずあるはずだから…… 〉