早乙女凛子とホラーゲーム

「それじゃまた、宝探しを始めるか」




「そうだよ。

早くしないと時間がないから……」




「それじゃ、またみんな別れて、いろんな部屋を探すのね。

私は怖いけど……」




「弾ぎれの男子二人は、ゾンビに気をつけてね。

十分間は無理しちゃダメよ」




私はそう言って、先頭をきって、ゾンビたちの残骸を踏み越えて進んでいった。




「凛子って、たくましいな」


「きっと凛子と付き合う男も、あんな風に足蹴にされるんだぜ」


「やっぱり女はかわいらしいのがいいかも……」


「オレは元から、麻美派だぜ」




蒼太と海斗の二人がこそこそと話しているのを聞いて、私は振り返った。




「そこの男子、二人。

おしゃべりしてないで、早く宝探ししなさい。

時間がないの!

わかるでしょ!」




私がそう言うと、私の仲間、三人は、私の後をついて、ゾンビの残骸を踏み越え始めた。