早乙女凛子とホラーゲーム

「凛子も蒼太も寝坊する理由って、どうせハッピードリームだろ?

二人とも夢の世界に夢中になりすぎだって言うの」




海斗があきれた顔でそう言ったとき、私は悔しくて海斗に反論した。




「蒼太はともかく、私は違うわよ!

私はこれでも、リアルが充実していますから!」




「本当かよ、そうは見えねぇよな、蒼太」


「うん、オレもそう思う」




「もう、男子はちっともわかってないよね。

みんな、ちゃんと本当の私を理解してるの?」




「うん、ちゃんと理解してるよ」




蒼太は小さな声でそう言うと、笑いながら私に目を向けた。




「凛子はね、わがままで、口が悪くて、男勝りで……」




「ちょっと蒼太。

それ、どういうこと?

まるで私に少しも良いところがないみたいじゃない!」




「まぁ、そう怒るなよ、凛子。

凛子だって、もう少しおとなしかったら、顔はかわいいんだからさ」




海斗が私をからかうようにそう言ったとき、私の仲間たちは、楽しそうに声を上げて笑った。