早乙女凛子とホラーゲーム

「何だよ、このメールは?

オレたちはもう、ホラードリームはやらないんだ!」




海斗が顔を真っ赤にして、スマホに向かって叫んでいた。




「そうだよ、ホラードリームは、もういいよ。

せっかくリアルな世界に帰ってこれたのに……」




「何でまた私たちなの?

もう嫌だよ……。

怖い思いなんて、したくないよ……」




「ドリーム社を私は許さない!」




私は込み上げてくる怒りを抑えることができなかった。




「何が最高の悪夢よ。

ふざけるな!

私たちはそんな悪夢に参加しないよ!」




私がそう叫んだとき、一人の中年男性が、ゆっくりと私たちの方に近づいてきていた。




〈 あの男は、高藤……。

何であいつがこんなところに…… 〉




『ゾンビ街』の道先案内人が、リアルな世界を歩いていた。




これは本当にリアルなのか、それとも悪夢の続きなのか、私には区別がつかなくなっていた。