早乙女凛子とホラーゲーム

「約束、約束って、いったい何なの?

蒼太は、この世界から消えそうになったんだよ。

約束なんて破ってもいいから、蒼太は自分を大切にしたら良かったのに……。

バカだよ……。

本当にバカだよ……」




あの悪夢の世界で、私は大切なものを全部なくしたって、思っていた。




蒼太には、もう二度と会えないって、思っていた。




私は本当にリアルな世界に帰ってこれたんだ。




まるで夢みたい……。




私の時間は巻き戻されたんだ……。




「何だよ、凛子。

泣いてるのかよ」




蒼太の胸を叩きながら泣いている私を見て、海斗が笑いながら私に言った。




私はうれしくて止まらない涙を拭って、海斗に強がりを言った。