早乙女凛子とホラーゲーム

「凛子には本当にかなわねぇよな。

神様が凛子を女にしたのが、そもそもの間違いだぜ。

ケンカっぱやいオレだって、凛子よりはずっと優しいぜ」




海斗は呆れた顔で私を見ていた。




「凛子、誰だって、今の状況は怖いよ。

だからさぁ、そんなに蒼太を責めちゃダメだって」



優しい性格の麻美が、心配そうな口調で私に言った。




「凛子と付き合う男がいるとしたら、絶対に苦労するよ。

凛子は口が悪過ぎるから」




「大きなお世話よ!」




私は蒼太の言葉にプイと横を向いた。




「蒼太は、私と付き合う男性の心配までしなくていいの。

蒼太はまず最初に、臆病な自分の心配をしたら?」




私は大好きな蒼太に、また悪態をついて、口をつぐんだ。