早乙女凛子とホラーゲーム

天気は快晴。

春の風は温かい。




それなのに、私の心だけがどんよりと曇って、晴れなかった。




〈 ねぇ、蒼太。

私だけが幸せになっても、本当にいいのかなぁ?

私、やっぱり胸が苦しいよ。

私はもう、笑ったりできないよ 〉




そう思って、泣き出しそうになった私に、後ろから聞き慣れた声が話しかけてきた。