早乙女凛子とホラーゲーム

「チクショー、高藤のヤロー、絶対に許さねぇ!」




蒼太は怒りながら私の方を振り返った。




そして蒼太は、私の異変に気づいて、私の元に駆け寄ってきた。




「凛子、どうした?

大丈夫か?」




私は蒼太に話しかけられたけど、蒼太に笑顔は見せられなかった。




「蒼太、体の震えが止まらない……。

寒いよ……」




いつも強がって、弱音を吐かない私なのに、もう強がる気力もわかなかった。




もう私のストーリーは出来上がっているんだ。




ミッションクリアに失敗した私は、リアルな世界にも帰れず、この最悪の世界でゾンビになって……。




見え透いた自分の未来を思うと、涙が止まらなかった。




私のストーリーのシナリオは、もう絶対に書き変わらない。