早乙女凛子とホラーゲーム

さっきまでふくらんでいた希望が、急に形をなくして、色褪せていく。




私たちって、本当にバカだ。




私たちは、最初から最後まで、ドリーム社に騙されていたんだ……。




「高藤、そんなの聞いてないぞ!

ドリーム社は、どこまで汚いんだよ!」




「お褒めの言葉をありがとうございます。

わが社が開発したホラーゲームのコンセプトは、終わらない悪夢ですから」




〈 ズルイ……。

ズルイよ…… 〉





私の体から力が抜けて、涙が流れた。




もう蒼太と一緒にリアルな世界に帰れないという現実に私は打ちのめされて、その場にしゃがみ込んだ。




あんなに頑張って、ここまでたどり着いたのに、ここにも希望なんてなかったんだ……。




センタービルにあったのは、本当に絶望だけだ。




希望なんて、もうどこにもない。




私たちの未来は、ドリーム社のウソに奪われたんだ。