早乙女凛子とホラーゲーム

「蒼太、私、ドジったよ……。

私ね、左脛をゾンビに噛まれたんだ。

きっとウイルスをもらったよね。

もう少しで『ゾンビ街』も終わりなのに……」




蒼太に明るく振る舞おうとしたのに、涙が止まらなくて、私は上手くしゃべれなかった。




私は理性を保ったまま、ずっと蒼太と一緒にいたかった。




私は、自分の素直な気持ちを『ゾンビ街』に来てからようやく気づいた。




私にとって、一番幸せな時間は、蒼太と一緒にいれる時間なんだって。




蒼太と一緒にいれば、それだけで楽しいんだって。




ねぇ、蒼太。




私は早乙女凛子のままで、リアルな世界に帰れるかな?




蒼太とまた、リアルな世界で会えるかな?