早乙女凛子とホラーゲーム

「食わせろ!」




すぐ後ろで聞こえてきたその声に、私は恐ろしくて、振り返ることすらできなかった。




私は蒼太との待ち合わせ場所についたはずなのに、蒼太に会えずに、ゾンビたちの餌になるの?




そんなのって、嫌だ……。




私はまだ、自分の未来をあきらめたくないんだ……。




閉ざされたドアは、私の未来の終わりなの?




だけど私は、そんなことを認めない。




このドアさえ開けば、私の未来が開ける。




このドアの向こう側に、私の未来がきっとある。




「お願い、開いて!」




私がそう叫んで、ドアを叩いたとき、閉ざされていたドアを誰かが内側からそっと開けた。