それはきっと、君に恋をする奇跡。



「楽しいぞー」



水瀬くんは言葉通り、子供みたいな無邪気な笑顔でシャボン玉を吹き続ける。



……楽しいって……。


あの、どうしてここに水瀬くんがいて。


シャボン玉なんか吹いてるの……?



「昨日、近所の駄菓子屋に行ったら目に留まってさ。懐かしくて思わず買っちゃった」


「……」


「けどさ、俺んちマンションだから庭もないし、なら学校の屋上が最適かなってさ。空にも近いしさらに天高くあがるだろ?な?」