それはきっと、君に恋をする奇跡。



クリアになった視界に見えたのは、やっぱりシャボン玉。


虹色に輝きながらふわふわと天に昇っていく。



「わあ……キレイ……」



幻想的に見えたそれに、一瞬ハルくんのことを忘れ、その軌跡をたどっていく。


でもすぐに思った。



……ん?


ここは学校の屋上。



公園でもないのに、どうしてシャボン玉!?


状況を考えたらおかしすぎて、シャボン玉がやって来た方向に首を振ると。



ふぅーっ……と、すぐそこでストローを吹いてるのは。



「水瀬くんっ……!?」



今頃教室で囲まれているはずの水瀬くんだった。