マシュマロからとった"マロ"という名前の通り、マシュマロみたいにふわふわで柔らかい毛並みを何度も頬ずりした。
その日をきっかけにあたしとハルくんはよく話すようになった。
『マロ、元気にしてる?』
『もうやんちゃで大変。ティッシュの箱置いとくと全部中身出されちゃうんだ』
『わあ~可愛いっ!』
『可愛くないよー、すごい大変なんだから』
そんな他愛もない会話をするのがすごく楽しかった。
それから何度クラス替えを繰り返しても、あたしとハルくんは同じクラスになった。
『また陽菜と同じクラス!5年連続同じクラスって陽菜だけだっ、よろしくなっ』
野球で真っ黒に日焼けしたハルくんから零れる笑顔に、ほんのちょっとドキッとしたのもこのころ。
同時に、ハルくんの人気はぐんぐん上がって行く。



