それはきっと、君に恋をする奇跡。



***



「そろそろ部活も決めなきゃだよねー」



休み時間。


真由ちゃんと窓に寄りかかりながら喋っていると、真由ちゃんがブレザーのポケットからプリントを取り出した。


昨日配られた入部届の用紙だ。


部活か……。


入るつもりなんてないから、一番頭の痛い話なんだよね。


……あたしは用紙をもらってすぐに捨てちゃったんだ。


とは言えず、なんとか笑顔を作って問いかけた。



「真由ちゃんはバスケ続けるの?」


「うん。ほんとはやめようかと思ってたんだけど、やっぱりバスケ見てるとうずうずしちゃって」


「そっか、がんばってね!」



その選択には大賛成。


バスケをしている真由ちゃんは、いきいきしていてカッコイイから。



「陽菜は?」


「……あたしは……帰宅部かな」