それはきっと、君に恋をする奇跡。



ハルくんと蒼の絆を知り。


あたしの悲しみなんて、蒼の比に及ばないと思った。



ハルくんとの別れは、ツラくてツラくて仕方なかったはず。


なのに、最後のときだって……。


蒼はあたしとハルくんの時間を優先してくれた。


最後くらいワガママになっても良かったのに。


もっと最後にハルくんと話したいことがいっぱいあったはずなのに。



───"笑えっ……"


最後の最後まで、蒼はあたしに……



「ごめんっ……蒼っ……ごめんっ……」



あたし、自分のことで精いっぱいだった。


今になって、そんな大切なことにようやく気づいた。



ハルくんと蒼の大切な時間。


あたしが奪っちゃったんだ……。


だから余計に、ハルくんへの心残りがいっぱいあるんでしょ……?



ごめんね、蒼……。